法律学者の観点からデータの因果関係の分析方法を解説した本。
法律家ならではの具体的な事例と、事例に合わせた分析手法を丁寧な文章でかいてあり、数式先行な教科書とは異なり手法の直感的な理解がしやすい。
具体的な実装を行う段では別の本を参考にしたほうがよいが、実務者としてはこの本をまず読んで因果分析のアウトラインを身につけるのが良いと思う。
それにしても、データ分析というとコンピュータサイエンスと捉えられがちだけど、書籍をいろいろ読んでると、数学畑や経済畑・天文畑や法律畑と各方面の専門家が書いていておもしろい。ここまで幅広い分野に跨がった学問分野は珍しい(それこそ基礎的なコンピュータ・サイエンスくらい?)気がする
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月4日
- 読了日 : 2020年1月4日
- 本棚登録日 : 2020年1月4日
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