経済学の思考法 稀少性の経済から過剰性の経済へ (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社 (2020年11月12日発売)
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感想 : 8
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実体経済と理論の関係性を書きだした本書。
経済学の基礎的な部分を知っていないと少し読みづらいかもしれないが、経済学は思想が根本にあって、純粋な意味での科学ではありえない、ということを知れただけでも、有意義な読書となった。

そもそも”市場主義経済”において、経済成長をし続けることはあり得ないという説明も、現状の先進国を覆っている状況に鑑みると頷けるものである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2021年2月19日
読了日 : 2021年2月18日
本棚登録日 : 2021年2月19日

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