イノベーションのジレンマ 増補改訂版 Harvard business school press

  • 翔泳社 (2001年7月3日発売)
4.20
  • (44)
  • (47)
  • (16)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 755
感想 : 46
5

破壊的イノベーションが起こるのはいつも下位の市場から行ってくるもの。また業界によっては実現するための技術が簡単だったりする。では何故リーダーの位置にいた企業がそれを防げないかというと、バリューネットワーク内に入り込む隙間がなく、また利益率なども下がってしまうため、合理的な経営判断をすると選択肢から外れてしまう。
なので、対策としては破壊的技術を持った組織を作るか、買収する。その際に気をつけないといけないのが、主流組織のプロセスや価値基準を持って行かないこと。そしてその組織で新しい市場やバリューネットワークを構築することが成功する確率が高いやり方。
また、その破壊的技術が必要になる時が、供給過剰になるとき。単純、低価格、高信頼性、便利、そして弱みが強みになる。

個人的にはアメリカだと本当にいいものは知名度がなくても使いこなし、それこそ上位の市場も食いそうだけど、日本だったらあんまりなさそうなイメージが有る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 投資関連
感想投稿日 : 2023年6月11日
読了日 : 2023年6月11日
本棚登録日 : 2023年6月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする