てんげんつう

著者 :
  • 新潮社 (2019年7月18日発売)
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本棚登録 : 654
感想 : 78
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若だんなの許嫁の於りんがいなくなる話にしても、なんかのほほんとヌケ感あって、さして剣呑でもなんでもない感じ。あいかわらず若だんなは寝込んでいるし、なんとなく問題は解決するし、まあええ感じやと思いますな。上野のいつものお寺さんの近くに妖怪が住職のお寺があるのは楽しいと思う。てんげんつうの後ろ頭を叩くシーンだけは、大爆笑した。仁吉に惚れた天狗の姫さんが絶世の美少女のイメージだったんだが、読了後にふと装丁をみたら、天狗な鼻のなんともいえないのが描かれていた。そりゃないわ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・ドラマ
感想投稿日 : 2019年11月20日
読了日 : 2019年11月20日
本棚登録日 : 2019年11月13日

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