まさか続編があったとは!
前作の文庫化から4年半。
本屋で見つけて嬉しさ以上に驚いた。 『もう覚えていないよ~』と思いながら読み始めたら全然そんなこと無く覚えてた。
登場人物がみんな魅力的だからなんだろうな。
元々職業物の作品が好きだから、贔屓目に見てしまうけれど、数年ぶりに読んでも色褪せないストーリー。
状況的に自分の今と遠藤が重なって、より感情移入したのかも。
気持ち的には最後の遠藤の活躍がもっとあったら嬉しいけれど、それだと嘘臭い話になっちゃうからいいバランスなんだろうな。
大矢博子さんの解説も良かったなぁ。
最初は僕が嫌いなタイプの内容を列挙するだけのものかと思ったら、細かい部分まで読み解いて本編を読み終わったばかりなのに新しい発見を教えてくれるものだった。
帯は目を引くし良いコピーだとは思うんだけれどひとつだけ不満が。「出社拒否」じゃないよ。意図的に出社しないんじゃなくて出来ないんだから。
ここだけ残念。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説。
- 感想投稿日 : 2017年10月25日
- 読了日 : 2017年10月25日
- 本棚登録日 : 2017年6月3日
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