五郎治殿御始末 (中公文庫 あ 59-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2006年1月1日発売)
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本棚登録 : 372
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明治という変革を迎えてしまった武士達の姿を描いた短編集。物理的存在否定だけでなく、急激な近代化、西洋馴化による士道の忠義忠節すらも失われゆく中、ある者は不器用に時代に抗い、ある者は溜まった澱と決別し、時と共に歩む道を選ぶ。
各話とも胸にこみ上げるものがあり、涙無しでは語れない。コミカルな「お腹召しませ」と合わせ読みで効果絶大。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年10月11日
読了日 : 2012年1月14日
本棚登録日 : 2011年11月29日

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