やっと本屋さんで見つけて、これはサッと読めそうだと思って一気読みしてしまいました。なんだろう、この幸福感。内田先生の考え方・人との出合いや関わり方、ひとつひとつが、読んでいる私になんとも言えない幸福感を感じさせてくれました。ほぉ!と感銘させられるエピソードもたくさん。引用をご参照下さい!
最近、ちょこちょこ能を見にいきます。演目の意味は皆目分からないし、しばしばコックリしてしまうのですが、なんだかあの場の空気が、いいのです。この本の中で内田先生は道場の空気を「扉を開いた瞬間に『ここは空気が浄化されている』とはっきり分かる。空気が澄んでいて粒子が細かい。2階の書斎から降りてくると、あきらかにちょっと空気が変わって、身体が自然にきりっと引き締まる。」と表現されていました。それを読んで、能楽堂の空気感て、まさにそれだ!と気付きました。道場に縁のない私は、その空気感を求めて、能を見に行っていたのだなー。(理解もできないくせにー)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人文・社会・経済
- 感想投稿日 : 2012年8月10日
- 読了日 : 2012年8月9日
- 本棚登録日 : 2012年8月10日
みんなの感想をみる