いまやすっかり有名人、小惑星探査実験機「はやぶさ」のドキュメンタリー本。執筆者も安心の山根一眞氏。
打ち上げ前からの綿密な取材に基づき、「はやぶさプロジェクト」が目指したもの、達成したこと出来なかったこと、なにが一体すごくてなにがわかったのか――― ということを読みやすい文章でまとめてあります。
科学的に正確であるだけでないのも本書のよいところ。見開き右ページの仕掛けに気がついたとき、関係者一同の愛に涙腺が決壊しました。ちくしょう、してやられたよ……っ。
2010.9.24に名古屋工業大学で行われたはやぶさ講演会に行ったさい、光学航法を担当された久保田孝さん(八章写真参照)のサインをいれていただきました。家宝にします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2010年9月25日
- 読了日 : 2010年9月25日
- 本棚登録日 : 2010年9月25日
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