真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2012年1月17日発売)
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「リンカーン弁護士」のシリーズ第2弾。

ミッキー・ハラーは刑事弁護士。
法廷や刑務所を効率よく回るため、3台のリンカーンを事務所代わりに乗り回している。
正義の味方のつもりでいたくても、ほとんどの仕事は、常習犯罪者の刑を出来るだけ軽くする手続きというのが実情。
元妻マギーは有能な検察官で、幼い娘ヘイリーとは時々会う。

いろいろあって1年もの療養期間を過ごし、ようやく仕事に復帰しようとした所。
相互に契約を結んでいた弁護士仲間ジェリー・ヴィンセントが殺された。
ジェリーの仕事をいきなり引き継ぐことになったハラー。
信頼している秘書ローナと、ジェリーの事務所に乗り込むが。パソコンとファイルの一部が盗まれていた。
ローナはもう一人の元妻だが、長年の友人で、一時結婚したが間違いに気づいたという仲。

ジェリーはセレブの弁護を引き受けていて、裁判がもうすぐ始まるというタイミング。
映画プロデューサーで富豪のエリオットが、妻と浮気相手の二人を射殺したとされる事件。
25万ドルもの前金が振り込まれていた。
証拠はほとんど状況証拠だが…

ロス市警強盗殺人課の刑事ハリー・ボッシュも登場。
作者が長年書き継いでいる人気シリーズの強面刑事です。
殺人事件に対しては素人っぽいミッキー・ハラーと、互いに反発もしながら、そろそろ協力も。
上手く絡んで面白くなるか!?作者のお手並み拝見☆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(ヒーロー)
感想投稿日 : 2012年10月4日
読了日 : 2012年10月1日
本棚登録日 : 2012年9月30日

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