民俗学者の蓮丈那智は、美貌で才能はある女性だがマイペースで、東敬大学で下につく助手達は振り回されて大変という。
助手の内藤三國の視点から描く。
ゼミの学生達に広まった伝説。
旧家のお守り様人形がつぶされていたわけは。
鳥居のある湖の底には神社がある…?
角の生えた善女竜王の神像を3年ごとに取り出して塚で燃やす風習。そこで老人が殺されたわけは?
仮想民俗学序説という謎の論文が掲載されたが、筆者が行方不明に。
フィールドワークへ出かけた那智を追って助手達は筆者・式の家へ…
明治初期の西洋建築というのが面白い。カメラ・オブスキュラや名画など。
写楽という題に惹かれて読み始めた割には〜ほんの少ししか出てこないのはやや不満。
でも印象的な出方でした。
2005年8月発行。
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カテゴリ:
ミステリ(ヒロイン)
- 感想投稿日 : 2009年9月17日
- 本棚登録日 : 2009年9月17日
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