チアガ-ルブル-ス (二見文庫 ハ 7-14 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房 (2005年12月1日発売)
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本棚登録 : 110
感想 : 23
4

気楽に読めそうで元気が出そうなものを探していた時に見つけました。
リンダ・ハワード初読み。

ヒロインのブレアは、美人でスタイルがいいだけでなく、明るく、見た目の印象より頭もいい。
かってはチアリーダーの花形で、綺麗だけど見た目だけの飾り物と思われがちなことには憤慨していました。
今やフィットネスクラブを経営するまでになり、成功しているのです。
ところが、殺人事件に巻き込まれ、しかも捜査に来たのが…
2年前に別れも告げずに突然消えた恋人。
警部補のワイアットでした。

元スター選手という華麗な経歴のワイアットは、市長と直通で電話もできる有名人。
余裕ある態度でぬけぬけと接してくるワイアットに、過去のいきさつでかんかんのブレアは何かと逆らいます。
ワイアットはたくましくセクシーで、有能でもありますが~傲慢な態度は、じつはブレアを怒らせるだけではなかった?

惹かれあいつつも互いに認めないまま、ケンカを繰り広げる二人。
それはロマンス小説の定番でもありますが~
職場でやや浮いていたワイアットが勝気な彼女にやり込められる様に、周囲が同情し始めるのがおかしい。
第二、第三の事件が起きて…
コージー・ミステリが好きな方にもお勧めできます。

ワイアットの強引さには、いまいち納得がいかないところもありますケド、それは続編もかけて次第に理解が深まっていくようですよ(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(ヒロイン)
感想投稿日 : 2020年5月30日
読了日 : 2019年1月3日
本棚登録日 : 2020年5月30日

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