語彙力がないまま社会人になってしまった人へ

著者 :
  • ワニブックス (2016年12月17日発売)
2.75
  • (6)
  • (10)
  • (58)
  • (35)
  • (8)
本棚登録 : 839
感想 : 51

「因果関係」は「原因」と「結果」であり、そこにはなんら規則や法則がなくても使えます。それに対して「相関関係」と言った場合には、なんらかの科学的な規則性があることが前提になるのです。(p.69)

「忖」は「心を指一本の長さ伸ばす」ということを表すことになります。
「忖度する」というのは、相手の思うところがどの辺りにあるかなということを知るということを意味する言葉なのです。(p.87)

「忖度」という言葉が「相手の心を推し量る」ことを主に言うのに対して、「斟酌」のほうは、「相手の心を推し量った上で、それに処置を施す、対応する」という行動が入っていることを覚えておくといいでしょう。(p.114)

「畏怖」や「中庸」という言葉を知っていなければ、そうありたいというイメージもつくることができないでしょう。言葉ですべてを説明することは不可能ですが、それでもやはり、言葉は「指針」を示してくれます。
 古代からずっと培われてきた偉大な言葉は、我々を育ててくれる肥やしなのです。(p.163)

「堅忍不抜の志」とは、「緊張した状態で粘り強くこらえる心をどんなことがあっても持ち続け、目的を達成させようとする意志」ということになるでしょう。(p.218)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月15日
読了日 : 2017年3月15日
本棚登録日 : 2017年3月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする