シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫 73-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年8月31日発売)
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本棚登録 : 625
感想 : 76
5

前回からそれほど経っていない時期。
一体どうやって生活をしているのかが分かる巻(笑)
思った通り苦労してるけど楽しそうだな…と思いきや
まだ出てくるのか、という吾人登場。
もしかしなくても、毎度出てくる予定なんでしょうか…?w

大切なものを失って、支えがなくてどうしていいのか分からない。
それをどうにかしたい、と思い、それを実行できる何かがあるなら
自分のすべてを使って支えを作る。
仕事に対する姿勢も考えもすごい、と敬服しますが
そこは逃げた方がいいのでは…と、とりあえず思います。
けれどここで逃げたら、彼女が彼女たる事はないのでしょう。

仕上げようとした時、作り上げると決めた時。
そしてその時間を確保しようと彼が動いた時。
間に合うのか間に合わないのか、ちょっとした緊張の後の
ほっとした瞬間。
良かった、と思わず呟いてしまいました。

ラストの女将さんの宿屋に出てくる、先輩らしき人。
彼は一体どういう地位にいるのでしょうか?
またちょっと気になる所です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビーンズ文庫
感想投稿日 : 2010年10月10日
読了日 : 2011年5月6日
本棚登録日 : 2011年5月6日

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