うさぎの町の殺人

著者 :
  • 実業之日本社 (2022年9月20日発売)
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感想 : 37
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黒田茂と葵の親子は、葵の大学入学と同時に三浦半島の中ほどにあるニュータウンに引っ越してくる。
このニュータウンには造成以前からウサギが多くいたことで、「うさぎが丘」と呼ばれている。
茂は、交番の三葛巡査長の口添えでうさぎが丘クリニックに勤めることになるが、そこで住民たちが新地区と旧地区で分断されている様子を知る。
うさぎの惨殺の噂や大学生の自殺など次々と不穏な空気が流れて…そのうち葵まで失踪して。

あまりにも次々と複雑に進んでいくので、一体どうなるのか…と気になりながら、
それでも葵が家に戻ると、次は茂が襲われて入院していた…と。
この親子、動かずにはいられないのか?
あちこちで動いては、事件がまた起こる…
ちょっと待て、と言いたいほどで。

大学生自殺の真相やうさぎ虐殺などの真相は見えてくるが、あまりにも死が多いなと感じた。


最後の最後で、なるほど黒田親子と三葛はそういうことだったのか、と。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月16日
読了日 : 2022年12月16日
本棚登録日 : 2022年12月16日

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