ルリユールおじさん

著者 :
  • 理論社 (2006年9月1日発売)
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本棚登録 : 1159
感想 : 222
5

大切な図鑑が、こわれてしまった。
本やさんに行けば、新しい植物図鑑はいっぱいあるけれど、この本がいい。
本を修理してくれるおじさんを探して、直してもらう。
一度ばらばらにしてとじなおす。
「ルリユール」ということばには、「もう一度つなげる」という意味がある。
表紙は、すきな森の色の紙を選び、おじさんの魔法の手で新しい本になる。

最初のページから絵も素敵で目が離せなくなった。
途中、文字がないところもあるが、すべて絵で表現しているのが素晴らしい。
本作りの工程もわかりやすい。

名前入りで、世界にひとつの本に仕上がった。
自分が、たくさん読んだ本だからこそ手離さずに修理する。
最高ではないだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月28日
読了日 : 2022年5月28日
本棚登録日 : 2022年5月28日

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