蚊遣り火―橋廻り同心・平七郎控 (祥伝社文庫 ふ 5-7)

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  • 祥伝社 (2007年9月1日発売)
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橋廻り同心・ 平七郎控 シリーズ 7


立花平七郎は、三年前まで"黒鷹"と異名をとるほどの定町廻同心であったが、過去の事件の責任を負わされて、閑職と揶揄される橋廻り同心となった。
平塚秀太と二人で、百二十いつくの橋を見回っているが、榊原奉行から、江戸の町の「歩く目安箱」という密命を受けている。

《蚊遣り火》
蚊遣り火を庭で焚く女。それを見つめる若い男。
佇まいが不審と、平七郎は、気になるが、その男は、秀太の幼馴染の清吉だった。

《秋茜》
平七郎は、榊原奉行から、火盗改役・市岡勘解由を調べるように、密命を受ける。
その茶室で、茶を立てているのは、旗本の奈津。
以前、母から聞かされた、縁談の相手であった。

《ちろろ鳴く》
石工の長次郎が想いを寄せたおふさを、うつぼの三次と言う、元目明かしが『以前、囲われていた旦那の娘を殺した』と言い、ゆすっていた。

3遍とも、柔らかな内容で、嫌味がない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年7月3日
読了日 : 2022年7月3日
本棚登録日 : 2022年7月3日

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