この本を開くたび、遠野の風景が浮かぶ。
田舎の風習、盆地に生きる人々の姿、そして明治に入っても残る山男や座敷童子の存在、自然の脅威を知るが故に当たり前のようにそれらを信じる日本人の思考。
行ったことのない地の名に懐かしさを覚え、懐かしさ故に切なさすらも覚える。
それが『遠野物語』である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年12月4日
- 読了日 : 2020年12月4日
- 本棚登録日 : 2020年12月4日
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