オリエンタリズム

  • 平凡社 (1986年10月1日発売)
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感想 : 10

嘉悦康太先生推薦

「イスラム過激派」や「イスラム原理主義」等の言葉によって我々の中に喚起されるイメージは、実は古代より連綿と続く「西洋」と「東洋」の間にある対立と交流の歴史に根ざしていた。その間欧米は常に「内なる他者」としてのオリエントに自分たちの内部にある不都合なものを投影し、表象させてきたことから「オリエント(東洋)とは西欧によって人工的に作り出された言説である」と筆者は解く。2001年9月11日にニューヨークで起きた同時多発テロの根底にある問題についても重要な示唆を与える、20世紀後半の知識人達に最も影響力を与えた思想書の一つである。

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カテゴリ: 読書週間2009教職員おすすめ図書
感想投稿日 : 2009年11月10日
本棚登録日 : 2009年11月2日

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