このシリーズは人の心の中をとても克明に描いていると思います。潔癖すぎる人も愚かすぎる人もでてこない。
その人にとっての正しいことを願いをただ叶えるために行動しているにすぎない。
それが時に周囲の人にとっての悪になり、罰せられる。悪魔、と呼ばれる存在でさえただ己の欲望を叶えるためにそこに在る。
その中で晶の「まっとうさ」はなんというか怖いぐらいです。人としてあまりにも「まっとう」すぎる晶はこの作品の中では異常なのかもしれません。
三作目にして晶と音井との関係。
森井にも大きな変化が訪れます。
次の巻が楽しみです。
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- 感想投稿日 : 2015年9月27日
- 読了日 : 2015年9月27日
- 本棚登録日 : 2015年9月27日
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