密かに応援している作家さんです。
某作家さんの某作品を思い浮かべてしまうような設定。
どこか歪な世界に巻き込まれてしまった5人の戸惑いや焦り、そこで起きる出来事に対する緊迫感が良く伝わってきて楽しめました。
この方は十代の少年少女達の繊細な心情描写が巧いですね。
閉ざされた世界でそれぞれが自分の内側と向き合い、心の奥底にある本当の願いに気付いていく様子には共感を覚える部分も。
もう少しページ数増やしてそれぞれの背景を掘り下げて欲しかったかなとも思いますが、そこは大人の事情もあるのでしょうかね。
今後も期待しています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
彩坂美月
- 感想投稿日 : 2013年12月20日
- 読了日 : 2013年6月29日
- 本棚登録日 : 2013年12月20日
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