わかったつもり
→浅い理解から抜け出せない
わからない→わかる
はできる
わかる→よりわかる
は、「わかる」が、邪魔をする
■文脈がわからないとわからない
→どのスキーマを使ったらいいかわからないから
私たちの中に既に存在しているひとまとまりの知識
→スキーマ
頭の中には膨大な知識がある
全体の知識の一部分にスポットライトを当てて使えるようにすることを 、 「活性化 」と呼びます
訳がわからなかったのは 、 「文脈 」がわからず 、したがって 、 「スキ ーマ 」の発動のしようがなかったから
男の朝の支度の描写も
「失業者」であることを想像すると
ひとつひとつの読み込みがかわる
それは、
「意識されないほとんど自動的 」なもの
同じ部分から 、異なる意味を引き出して
「文脈」から「意味」が引き出され
部分の「記述」につながる
文脈は 「諸刃の剣 」です 。適切な文脈がなければ 「わからない 」状態を引き起こしますが 、存在する文脈が強力であればあるほど 、それによる間違いを引き起こす可能性が高くなる
■読み飛ばし、わかったつもりの種類
・最初から
・結果から
→変化を読み飛ばす
・いろいろあるのだな
→いろいろというので、もう追求をやめてしまう
読み手が自分の持っている 「ステレオタイプのスキ ーマ 」を文章に簡単 ・粗雑に当てはめてしまうこ
→間違ったわかったつもり、を生み出す
■わかったつもりの壊し方
自分は 「わかっている 」と思っているけれど 、 「わかったつもり 」の状態にあるのだ 、と明確に認識しておく
文脈による意味の引き出し
→引き出された意味による、矛盾、無関連
→関連づける
■仮定を構築することは 、無限定に許されるものではない
→整合性があるかどうか
■整合性と正しさは異なる
→正しい、と言い切れるものは無い
→整合性をたもっていればその解釈は認められる
■わからない、について
①文章や文において 、その部分間に関連がつかないと 、 「わからない 」という状態を生じます 。
②部分間に関連がつくと 、 「わかった 」という状態を生じます 。
③部分間の関連が 、以前より 、より緊密なものになると 、 「よりわかった 」 「よりよく読めた 」という状態になります 。
④部分間の関連をつけるために 、必ずしも文中に記述のないことがらに関する知識を 、また読み手が作り上げた想定 ・仮定を 、私たちは持ちだしてきて使っているので
■文脈
①文脈がわからないと 「わからない 」 。
②文脈がスキ ーマを発動し 、文脈からの情報と共同してはたらく 。
③文脈がそれぞれの部分の記述から意味を引き出す
④文脈が異なれば 、異なる意味が引き出される 。
⑤文脈に引き出されたそれぞれの意味の間で関連ができることで文がわかる
■
ステレオタイプ
無難
よきもの
- 感想投稿日 : 2022年1月22日
- 読了日 : 2022年2月3日
- 本棚登録日 : 2021年12月25日
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