明治時代
身分がなくなった世の中でも
エタヒニンは差別されていた
屠殺を行ったりするひとたち
決してその素性をばらしてはいけない
という父からの戒めを
最後の最後で、主人公は破る
→それが破戒
一生に秘訣とはこの通り簡単なものであった。「隠せ」
――戒はこの一語(ひとこと)に尽きた。
これは三人の子供を餓死させながら書いた小説だと聞いたことがある。。それほどまでに伝えたかったことは、と思いながら読んだ。
差別をいじめを完全になくすことは難しい、それは人間の本質的な仲間になりたい、そして異質なものから傷つけられたくないという心の裏返しのように思う
→何よりも痛みを知ることが大事なのではないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
古典名作
- 感想投稿日 : 2020年1月13日
- 読了日 : 2019年10月2日
- 本棚登録日 : 2020年1月13日
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