まさに三国志でいうところの赤壁の戦い。
本作史上最大のクライマックス!
折り重なる猛攻の嵐。
畳み掛ける軍略の波。
練り込まれた策略の影。
こめられた想いの数々。
大きな戦の果てに、一つの大きな終わり。節目。
そして、また何も言い難い虚しさも。
戦の激しさ,高揚の外側にある不毛な無情さもあって非常に良かった。
激しくぶつかり合う、戦のアクション性。
静かな地鳴りのような、戦略のシナリオ。
見事に動静が融合していた。
また、ストーリーの中軸として、しっかりとそれぞれの痛みや色々な想い、願いも演出されていたので、話に厚みがあって表層だけではない面白さもあった。
さて大きな節目を迎えた後、今度の展開は何やら、ソワソワしてくる予感。
帯の通り、極厚な本巻。
紙の枚数だけではない、内容も極厚で激熱な巻だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2014年4月11日
- 読了日 : 2014年4月11日
- 本棚登録日 : 2014年4月11日
みんなの感想をみる