将国のアルタイル(14) (シリウスKC)

  • 講談社 (2014年4月9日発売)
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本棚登録 : 283
感想 : 15
4

まさに三国志でいうところの赤壁の戦い。
本作史上最大のクライマックス!

折り重なる猛攻の嵐。
畳み掛ける軍略の波。
練り込まれた策略の影。
こめられた想いの数々。

大きな戦の果てに、一つの大きな終わり。節目。
そして、また何も言い難い虚しさも。

戦の激しさ,高揚の外側にある不毛な無情さもあって非常に良かった。

激しくぶつかり合う、戦のアクション性。
静かな地鳴りのような、戦略のシナリオ。

見事に動静が融合していた。

また、ストーリーの中軸として、しっかりとそれぞれの痛みや色々な想い、願いも演出されていたので、話に厚みがあって表層だけではない面白さもあった。

さて大きな節目を迎えた後、今度の展開は何やら、ソワソワしてくる予感。


帯の通り、極厚な本巻。
紙の枚数だけではない、内容も極厚で激熱な巻だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2014年4月11日
読了日 : 2014年4月11日
本棚登録日 : 2014年4月11日

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