神戸から長野へ: 新・憂国呆談

  • 小学館 (2000年12月1日発売)
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感想 : 1
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田中康夫が神戸の震災後の復興に寄与したことは評価したい。
ダム建設を止めたいという人達が長野にたくさんいたから、田中康夫が知事になれたという一面もある。
両面から評価しないと、世の中を見失うかもしれない。

上から目線だけでは、だめかもしれない。
本来は、震災復興は下から目線のはずだった。

知事になって上から目線になった田中康夫に対して、
本当は、浅田彰が下から目線で違う発想を展開すべきだと思った。

遠くから見ると、馴れ合いで、ちょっとうんざりする話が続く。
どうして、もっと切り込めないのだろう。
浅田彰が新人類の旗手だったのは、昔の話なのだろうか。

そういう自分に対して、知人はお前だってそうだという。
なるほど、昔の新人類は、今では旧人類だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史、日本文化
感想投稿日 : 2011年10月29日
読了日 : 2009年10月29日
本棚登録日 : 2011年10月29日

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