暴走族の抗争が主題かと思えば,結末がやや肩すかしを食わされたような気がしました。
それでも杉原爽香の活躍はすばらしい。
本書は,解説は鶴見俊輔で,短いが内容のある解説だ。
ファンクラブの事務局の方の解説も良かったが,鶴見俊輔の解説も「風土記」という大げささが嘘くさくないところがよい。
ps.
本シリーズで、ちょっと気になるのは解説が文芸評論家が多いこと。
文芸評論家の人の解説は、重複が多く,赤川次郎の経歴を書いているが、一度読めば十分で、何度も読みたくない。10冊に1冊くらいで十分ではないだろうか。100冊に1冊でもいいかもしれない。
できれば、解説は文芸評論家以外の人でお願いできないだろうか。
文芸評論家の方であっても、型通りの解説ではないのを義務づけてもらえないだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
赤川次郎
- 感想投稿日 : 2011年7月18日
- 読了日 : 2010年11月18日
- 本棚登録日 : 2011年7月18日
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