「反町くんには彼女がいない」5巻、セッちゃんとリッちゃんのエピソードのリメイク作品。と言って差し支えないであろう。
セッちゃんもリッちゃんも、そして朱堂も、ついでにノギーも、脩でさえみんな報われる。恐くてではなく美しくて毎度泣けてしまう。
登場人物を減らして読みやすくなったからとかそういう技術的なことはさておき、セッちゃんがリッちゃんを好きになっ(てしまっ)た理由が、セッちゃんがリッちゃんの結婚に嫉妬する心情が、セッちゃんがリッちゃんを大切に思う現在が、沁み込むように分かる。
最終話をエピローグとして、その直前、実質的なエンディング、セッちゃんとリッちゃんの初めてのデート。セッちゃんがリッちゃんを抱き寄せてキスをして身体が離れてリッちゃんが微笑む。そのシーンがとても好き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2012年1月31日
- 読了日 : 2012年1月29日
- 本棚登録日 : 2012年1月29日
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