コーコラン・オコナーシリーズ。
最初の章から「何!?」という始まり方で、終わり方も「こういう展開ってあり!?」というもの。かなり驚かされるが、クルーガーってうまいなぁとも思う。
上記の通り、話の展開というか構成もうまいこと出来ているのだが、読者を楽しませようとする姿勢というか、危機感を煽りながら進む(ハラハラさせる)ストーリーやキャラクター造形も見事。個人的には、これまで読んできたクルーガー作品の中でもベスト。今年年末に出るという次の作品も楽しみだ。
ちょっと気になるのがコークの直情型捜査方法。何か新事実が分かるとそれに向かってまっしぐらというやり方が、警官のやり方としてもどうかと感じる。もうちょっと事実確認とか様子を見るとかしてもいいんじゃないかと。話の展開上そうせざるを得ないのかもしれないが...。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2011年10月2日
- 読了日 : 2011年9月7日
- 本棚登録日 : 2011年9月10日
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