彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫 46-21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年5月31日発売)
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彩雲国物語最終巻(上)秀麗編。

自分の全てを賭して、国のため、民のための「官吏」として生きる秀麗の姿が胸をうつ。
と同時に、自分や家族を優先してしまう自分を省みてちょっと自己嫌悪。
何事かあったとき、私は民のために生きられるだろうか。

これまでの謎が次々に解き明かされる緊迫の展開。
落ち逝く人々にどこかしら救いがあるのも彩雲国ならではか。
ノリは相変わらず現代風。

大長編の最終巻として一気に伏線を回収しているが、たまにあれはどうなったの?とか、これは誰の話?と思うところも…。
しかし、これだけの話を(しかも少女向きラノベレーベルで)ちゃんと完結させるのはやはりすごい。

下巻が気になり、翌日には書店に買いに走ってしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年7月26日
読了日 : 2011年7月25日
本棚登録日 : 2011年7月26日

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