いちみち2作目。
おぼこくて、ドジっ娘で、津軽三味線バカテクのいとちゃんも高校2年生。学校では友人と写真同好会を立ち上げ、後輩にほのかな恋心を抱き、大親友とちょっと行違いのケンカをして…。
バイト先のメイドカフェでは、1作目で初披露した三味線ライブが定期的なものとなり、それなりに活躍しはじめたものの、店長もメイド長幸子さんもチーフ智美さんも、なぜかいとちゃんへの当たりが今までより空虚になり…。
前作で築いた良き関係に、少しヒビを入れてみる。予定調和をちょいと崩すとこから物語は転がっていくねんなぁ。いやぁ、その転がし方が越谷オサムの上手さであり、読ませどころ。
最後、後輩鯉太郎君の母君とのセッションシーンは、文字面追っかけてるだけなのにドキドキワクワクしてしまった。次の作品でもやってほしいなぁ~。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2022年4月3日
- 読了日 : 2022年4月3日
- 本棚登録日 : 2022年3月26日
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