杉浦日向子 増補新版: 生誕60周年 江戸から戻ってきた人 (文藝別冊)

制作 : 河出書房新社編集部 
  • 河出書房新社 (2018年9月26日発売)
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本棚登録 : 29
感想 : 5
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江戸風俗研究家であり、漫画家でもあった亡き杉浦日向子。
2015年の没後10年記念総特集に単行本未収録作品を加えた増補新版。
著作リスト有り。
もっと作品を残して欲しかった。早すぎる死が悔やまれる人です。
彼女の活動を紹介する講演会に行ったのが縁での、読書。
エッセイ、イラスト紀行、漫画、講演、インタヴュー、対談と、
活動の一端がたっぷりと盛り込まれています。
アニメ化、映画化の関係者の話やメモアールも。
更に増補で、単行本未収録のエッセイ10編とインタヴューと講演。
江戸ブームの火付け役として一世風靡した方ですが、
その生い立ち、ロック、現代美術等が、その活動に大いに影響を
与えていることを改めて知りました。インタヴュー、楽しい(^^♪
江戸っ子が大晦日の時に数える“七五三”・・・一年のうちに、
美味しいものを7回食べた、5回楽しいことがあった、
3つの良い出会いがあったという考えは、実践したいと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学全般
感想投稿日 : 2020年2月4日
読了日 : 2020年2月4日
本棚登録日 : 2020年1月28日

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