旋風は江を駆ける(上) (かぜ江シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (1997年2月1日発売)
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本棚登録 : 264
感想 : 54
4

●年振りに読み返してみたけど、やはり三国志の入門小説として
入りやすさはダントツだと思った。
正史をベースにオリジナルのキャラクター等も混じえて展開する
物語は、違和感無く楽しめる。
登場人物も多過ぎて覚えられないと言うことも無いんじゃない
だろうか。

三国は呉、周喩を中心に話が展開するが、歴史小説と言うよりも
青春小説に近い。

とにかく孫策が魅力的。
特筆すべき点としては、呂蒙が若く性格がまっすぐで可愛い
青年であること。
上巻の終わり方に三国志を知らない人は騒然となる事請け合い。
但しゲーム等のキャラクターを期待している人には、周喩と呂蒙に
違和感を感じるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2014年1月23日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年1月23日

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