この夏30年ぶりに安曇野へ行き、岩崎ちひろ美術館を見学した。ちひろの絵はよくみてきた。しかし、彼女がどんな人生を送り、今ここにこんな美術館があるのかは、今回ようやく知った。彼女が共産党員である松本善明さんの妻であると言うことは知らなかった。本書は2人のなれそめから、彼女の死をみとるまでの善明さんの回想記だ。ちひろも政治活動をするけれど、彼女の絵には政治くささは感じられない。不思議だ。善明さんの本は、ちょっとそのあたりが自分に引き寄せて書かれている気がする。
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- 感想投稿日 : 2010年8月25日
- 本棚登録日 : 2010年8月25日
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