経済は感情で動く : はじめての行動経済学

  • 紀伊國屋書店 (2008年4月20日発売)
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普段の生活で考えて行動していることが書いてあって、確かにこんな感じで考えながら、様々な選択をしていることが認識することができました。また、企業などの販売するところでは、人の感情やその時の状況を考えながら戦略を立てていることがわかりました。自分自身、その戦略にはまっていることがたくさんあったので、うまく利用されているんだなと思いました。
同じ選択肢ではあるが、言葉の使い方によって選択するものが違うことに驚きましたが、よく考えてみると本当にそう選択してしまうのがすごく不思議に感じました。得すると損するや生きると死ぬでこんなにも違うことが知りました。これをフレーミング効果というそうです。
過去に成功した経験があるので、同じ状況になったときに自意識過剰になってしまうことには気を付けなければならないと改めて思いました。絶対というのはないことはわかっているが、なかなか過去ではそうであったから大丈夫であろうと考えるのはよくない。
人間は大きな数字に反応してしまいます。同じ意味の選択肢ではあるが、数字が大きい方の選択肢を選んでしまう。
人間の脳というのは、不思議なものである。二つの選択肢があり、よくよく考えてみると一つの選択肢の方がいいのにも関わらず、直観でもう一方の選択肢を選んでしまうことがあります。これをヒューリスティックスという。

後半は脳に関する部分が主であったので、そこは受け流していても大丈夫だと思います。

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感想投稿日 : 2019年8月27日
読了日 : 2019年8月27日
本棚登録日 : 2019年8月27日

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