読みやすい!とっつきやすい!著者・青柳さんのほとばしる数学愛を感じられる。
物語の中に散りばめられた数学的な豆知識にほうほうとうなずき多し。
押しつけられる学問としての数学ではなく
単純に「すごい!」「美しい!」「カッコいい!」と感動できる数学。
数学に絡めた事件を起こすテロ組織「黒い三角定規」に立ち向かう警察官達と、天才数学娘のお話。
ミステリー的な深さはあまり求めず、ライトに楽しめる一冊。
普段はボーッとしている数学娘・浜村渚の、数学を語るときだけ見せる豹変ぶりが可愛らしい。
この情熱、ときめきは…私知ってる
あれよ、あれ
小川洋子さんの「博士の愛した数式」を再読したくなりました…
◉数学ポイント
・目次が1 2 3ではなく√1 √4 √9
・フィボナッチ数列が出てくる章は1 1 2 3 5
・悪魔の数字0について
(0÷4はいいけど4÷0はやっちゃダメな話)
・パイナップルとフィボナッチ数列の関係
・円周率とはそもそもなんぞや?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月26日
- 読了日 : 2021年10月24日
- 本棚登録日 : 2021年4月18日
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