親の身勝手な仕打ちを受け、歪んでしまった仔の心。
親に翻弄され続けた仔の運命を描く作品。
親は仔を捨てることができてしまうけれど、仔は親を選べない。
一人しかいない親だから、完全に憎みきることもできない。
酷い虐待を受けていても、見捨てられたと分かっても、仔はその運命を受け入れるしかない。その理不尽さに胸が痛みます。
都合の良い展開など起きはしません。読んでいることが辛くなるときもありました。
それでもこの本には、最後まで読む意味があると思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月10日
- 読了日 : 2022年1月10日
- 本棚登録日 : 2020年8月2日
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