すべてがFになる (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (1996年4月3日発売)
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本棚登録 : 3244
感想 : 508
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事件が起こって、犯人を探す、トリックを暴くタイプのミステリ。トリックの組み立て方がとてもよかった。
容疑者Xの献身を先に読んでいたので、あっ…、というところもあった。
読み終わって1996年の作品とあって、ああ、全体的に古い感じはこれかと思った。
この素材(コンピュータ)の話をこの時代に読んでいたらきっとちんぷんかんぷんだったと思う。個人的に今だから結構理解できたのではないかなと。時代は変わるな…。

前半の事件の起こりまでが若干退屈なのと、視点になる二人がどうも好きになれなかったのが評価が上がらなかった点。
登場人物の書き方も時代があるのかな。
あと、犀川先生タバコ吸いすぎ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016
感想投稿日 : 2016年12月12日
読了日 : 2016年12月12日
本棚登録日 : 2016年12月12日

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