高校1年生の松岡清澄とその家族、父母、祖母、姉と父の知人の目線で6編あるストーリーが展開していく…。清澄は手芸好きであったり、姉の水青(あお)は過去のトラウマから目立たず過ごすことに重きをおいての生活をしていたことから両者とも人付き合いが苦手…それでも、好きなものは好き、可愛いものは苦手と主張できる友達や恋人ができ、水青は結婚を控える身でもあった。ウェディングドレスはシンプルなものがいいという水青の希望を叶えるべく、清澄と祖母はドレスを作ろうと奮起する…。家族の在り方に悩みながら、またこれからの今後を模索しながら、それぞれなりの答えを見つけていくその過程が描かれた作品…。
1つの家族には、家族の分だけの物語がある…そこには嬉しいこともつらいこともあるけれど、安心できる居場所(=家)で、たとえ言葉をかわさなくとも家族の様子から変化を察し受け入れてくれる家族がいる…それってすごく素敵なことだと思いました。この作品のタイトル「水を縫う」になったのも、納得できました!水青のウェディングドレス、どんなのだろう??見てみたいなぁ(^^)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
寺地はるな
- 感想投稿日 : 2023年2月8日
- 読了日 : 2023年2月8日
- 本棚登録日 : 2023年2月7日
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コメント 2件
NO Book & Coffee NO LIFEさんのコメント
2023/02/10
かなさんのコメント
2023/02/10