『いつかの岸辺に跳ねていく』が好きで、この作品もいつか読もうと思っていました。七星って名前、ステキですよね!!私は星空を見上げるのは好きだけれど、星の名前や星座はそんなに詳しくもなく、むしろ何も知らない(汗)。それでもって、宇宙飛行士なんて…まったく身近にはご縁がない感じなので、それでもちゃんと読めるのかなって思ったら、どんどん図書館から借りるのが先延ばしになってしまったんです。
7編の短編集なんですが、独立した短編なのか…?それぞれのストーリーに登場する人物は年齢も性別も見事なまでにバラバラだったし…でも共通点といえばそれも星にまつわるストーリーだったなぁ…くらいだったんです。でも、最終編の「リフトオフ」でちゃんとつながっていたことがわかる…こういう感じ、結構好きです。
南の十字に会いに行く:七星と父、北斗が、石垣島の祖母を訪ねるのだが…。
星はすばる:小学生の美星の初恋の思い出…。
箱庭に降る星々:オカルト研究会に所属する日野と生徒会との攻防…。
木星荘のヴィーナス:木星荘を経営する祖母とその孫、入居者への対応…。
孤舟は星の海を征け:難破した宇宙船から脱出した海斗のその後と真実…。
星の子:中学入学後の七星とその友達水輝の悩みと友情のお話…。
リフトオフ:全てがつながるんですよねぇ…。びっくり!!
それぞれ、読み応えありましたし面白かったけど、私が好きなのは…あぁ、ほとんどすべてになっちゃうか(汗)。七星ちゃんが、お母さんのようにステキな女性になれるといいですね!
- 感想投稿日 : 2024年2月20日
- 読了日 : 2024年2月20日
- 本棚登録日 : 2024年2月20日
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