コロナウィルスと対峙する3人の医療従事者の物語…。1人目は大学病院病院コロナ病棟に勤務する呼吸器内科の医師でシングルマザーの椎名梓36歳、2人目はコロナ病棟に看護師として勤務し恋人と同棲中の硲瑠璃子28歳、3人目は開業医としてコロナに向き合う長峰邦昭72歳…。 それぞれの立場から、2019年秋~2022年6月まで、医療現場ではどんなことが起きていたのか、どのように立ち向かったかのが忠実に描かれています。
自身も医師で、コロナの現場に立ち続けていた知念実希人さんだからこその内容だと感じました。まだまだ来月からコロナ感染症の位置づけが5類になりますが、まだまだ油断してはならないと、この作品では訴えかけてくれているように感じます。本当に、人類がコロナに打ち勝てたとき、この作品の歴史的な価値もあがるのかなって思いました。読んでいて、思わず涙した場面も多くありました。沢山の医療従事者が辛くキツい思いをしながらも、私達の生活を守ってくれていた…改めて感謝の思いを強くしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
知念実希人
- 感想投稿日 : 2023年4月22日
- 読了日 : 2023年4月22日
- 本棚登録日 : 2023年4月22日
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コメント 2件
ヒボさんのコメント
2023/04/22
かなさんのコメント
2023/04/24