機械仕掛けの太陽

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年10月24日発売)
3.87
  • (134)
  • (184)
  • (144)
  • (19)
  • (5)
本棚登録 : 1969
感想 : 203
4

コロナウィルスと対峙する3人の医療従事者の物語…。1人目は大学病院病院コロナ病棟に勤務する呼吸器内科の医師でシングルマザーの椎名梓36歳、2人目はコロナ病棟に看護師として勤務し恋人と同棲中の硲瑠璃子28歳、3人目は開業医としてコロナに向き合う長峰邦昭72歳…。 それぞれの立場から、2019年秋~2022年6月まで、医療現場ではどんなことが起きていたのか、どのように立ち向かったかのが忠実に描かれています。

自身も医師で、コロナの現場に立ち続けていた知念実希人さんだからこその内容だと感じました。まだまだ来月からコロナ感染症の位置づけが5類になりますが、まだまだ油断してはならないと、この作品では訴えかけてくれているように感じます。本当に、人類がコロナに打ち勝てたとき、この作品の歴史的な価値もあがるのかなって思いました。読んでいて、思わず涙した場面も多くありました。沢山の医療従事者が辛くキツい思いをしながらも、私達の生活を守ってくれていた…改めて感謝の思いを強くしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知念実希人
感想投稿日 : 2023年4月22日
読了日 : 2023年4月22日
本棚登録日 : 2023年4月22日

みんなの感想をみる

コメント 2件

ヒボさんのコメント
2023/04/22

かなさん、こんばんは♪
医療従事者の方々には感謝しかないですね。
来月発売の次作「ヨモツイクサ」は著者初のバイオホラー作品のようですね。
あっ、「Blue」のレビュー楽しみにしてまーす\(^^)/

かなさんのコメント
2023/04/24

ヒボさん、こんにちは!
はい、一番大変な時期に自らの生活を投げうって
国民の命に向き合ってくれた医療従事者の方には
感謝しかありません!
新作情報もありがとうございます(^^)
チェックさせてもらいます♪
「Blue」、ヒボさんのおかげで読めてすごくよかったです!
ありがとうございます。

ツイートする