角田光代さんが書評で紹介していたので読んでみました。
ひどく人間くさいエッセイ集です。正直な人、という印象。
いくらでも婉曲に表現したり、自分を良く見せようと書くことはできるのに(それが作家の力量であるとも思いますが)。共感できる部分もできない部分もあって、でもちょっと憎めない。夏石さんそのものというかんじの本。
心の中に三センチくらいの高倉健さんが住んでいるというエピソードや、手がかかりやりきれない気持ちになることもあるけれど、かわいいお子さんとのエピソードが良かったです。子育て中の方は読むと共感できるかも?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2011年4月21日
- 読了日 : 2010年10月28日
- 本棚登録日 : 2010年10月28日
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