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■情報こそが通貨になる時代
「情報はお金よりも大事である」「情報の生かし方次第で、私たちの生産性、すなわち付加価値の量が決まる」
情報が溢れている時代だからこそ、情報をいかに生かすかが重要。情報を処理するハードウェアの性能が上がる一方で、重要になるのは情報を生かす人間である。そこが面白いところであり、勝負どころだと考えられる。
■勝間流・アウトプット力を高める6つの技術
①自分独自のアウトプットを作って、インプット情報を自分で確かめてみる。
②自分の学びを言葉で表現してみる
他人に伝えられるように「言葉」という形で整理することはなかなか難しい。
下記2点を心がけると、言葉の質が大きく改善する。
・相手がどのくらいわかっているのか。相手の理解度はどこまでなのか。相手にどこから説明すべきなのか。相手のレベルをよく理解して、まずは共通のイメージを捉えてから説明する。
・ロジカルに分解して、説明するクセをつける。それは「空・雨・傘」でもいいし、「それは3つあります」でもかまわない。知っている言葉しかアウトプットできない。
書き言葉や話し言葉の質量を高めたいと思ったら、普段から良いものを読み、良い言葉を聞くことが必要になってくる。
普段ビジネス文書をアウトプットすることが専門の人でも、様々な文芸書や歴史書、エッセイなどを読むことで、いろいろな表現の仕方、言い回し、比喩的表現を自分のデータベースに蓄積することがオススメ
③自分の学びを常に数字に置き換えるクセをつける
言葉に次いで大事なアウトプット技術は「数字」。アウトプットの技術として大事なことは、常に自分が取得している情報について数値に置き換えて考えるクセをつけること。
④自分の学びから、情報を絞り込み、軸を発見する
重要なことは、いかに枝葉の情報を切り落として、本質的なものに集中するかということ。絞り込みの技術は3つ。
・簡略化
言葉に出来ないもの、数字に出来ないものは情報として伝えにくいものであるので、そぎ落としてしまう。
・階層化
簡略化を行った時には同時に階層化して、より深い情報にアクセスしたい時には、相手に展開できるように整理しておく必要がある
・フレームワーク化
まずは、「簡単なものほど伝わりやすい(簡略化)」「必要な時にはいつでも深い情報に入れる(階層化)」「全体像がいつでもわかる(フレームワーク化)」の3つを心がける。
話す前に4つのポイントを意識するだけで印象が変わる
・自分が相手にどのような全体像を伝えようとしているのか
・それをフレームワークで分解すると、どのような構造になるのか
・簡略化した時の最も重要なメッセージは何か
・そのメッセージの中で、さらに相手に伝えることが必要な階層情報は何か
⑤自分の学びをブログに統合して表現してみる
⑥自分の学びを本として出版する
インプットももちろん重要であるが、インプットしただけでは何も変わらない。
インプットしたものをいかにアウトプットできるかが勝負になる。
日々、学びをアウトプットして定着させていこう。
■今日の小さな行動から明日が変わる
いかに新しく得た知識を行動に移せるかという転換率がその人の成果を決めてしまう。
成果=知識×実行割合×定着率
常にほんの少しの習慣の差が、数年単位、数十年単位では、大きな違いになる。
とにかく毎日ほんの少しでも成長することが大切だ。1日毎では少しの差しか出なくても、毎日の積み重ねによって大きな差を生むことになる。湯川秀樹さんの言葉を借りるならば、「1日生きることは、一歩進むことでありたい」。毎日眠るときに、今日も充実した1日だったと思えるような日々を過ごそう。
【1読書1アウトプット】
学びを毎日アウトプットする
- 感想投稿日 : 2014年3月22日
- 読了日 : 2011年11月21日
- 本棚登録日 : 2011年11月21日
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