独学で音楽を身に付けた。
最初の楽器は紙に鍵盤を正確に書いただけの紙の楽器。
西洋の音楽は論理的だが弁証法的。音は互いに関係しあって構成されている。
日本ではたった一音で、すでに音楽「そのもの」。
自然を内包しうるし、時間に関係して存在している。
自然とは動詞でも形容詞でも副詞でもある。
生きるという事象を名付けるものすべてのこと。
作曲という仕事は、無から有を形づくるというよりは、
既に世界に遍在する歌や声にならないつぶやきを聴き出す行為なのではないか。
そのためには、私の耳(感性)はもっとしなやかで柔軟でなければならない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2015年11月14日
- 読了日 : 2015年11月14日
- 本棚登録日 : 2015年11月8日
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