ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1996年7月13日発売)
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本棚登録 : 9022
感想 : 955
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ライトな感じで読み易い。泥棒が双子の父親代わりになる話なんだけど、コメディータッチで笑える。読んでいく内に泥棒の感情移入が伝わって来る…この本を読むと、どんな悪い奴でも幼い子供から頼られたら嫌とか、出来ないとか言えないんじゃないんだろうなー…そんな心が芽生えて主人公が色々と擬似的なダメな親になった時の、やさぐれる様は切なくもあるし理解できるような気がする。恋愛と違ったものが芽生えるんでしょう。自分の血の繋がった子供なんてこんなものじゃないのがわかる!が、この本を読むと理不尽な世界もあるのだろう…でも、私は絶対に出来ないと思った。無理!笑
最近読んだ本の泥棒の気持ちが「掏摸」と重なった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読破
感想投稿日 : 2018年8月15日
読了日 : 2018年8月15日
本棚登録日 : 2018年7月30日

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