マインドフルネス本、2冊目。
「私たちの脳や心は過去や未来に関する思考に常にさらされているので、そんな自分に気づき(これが大事)、それらに飲み込まれない、シャットダウンの時間を作ることが必要」ということを改めて再確認。ここがマインドフルネスの肝なんだな。
そして、マインドフルネス瞑想の元祖であるブッダの「無常」の考え方がわかりやすく紹介されていたことがよかったし、この「無常」の意味をちゃんと理解していないと、マインドフルネス瞑想の意義も中途半端になってしまうんだな、と思った。
また、この本のいいところは、手軽に行えるマインドフルネス瞑想がたくさん紹介されている点。瞑想は特別なものではなく、日常で行う深呼吸やストレッチ、歩行でさえもやり方次第で立派な瞑想になるとのこと。ストレッチもたくさん載っていた。
瞑想に慣れてきたら、本格的な「ヴィパッサナー瞑想」にもチャレンジしてみたいと思った。(こう書くと宗教的に聞こえるけど、全然そんなことはない、というのがこの本を読めばわかる)
瞑想だけでなく、産業医の立場から睡眠の重要さについても述べられていた。いくら瞑想法を実践したとしても、睡眠不足が続くと効果はほとんど望めないとのこと。
「この世は無常なんだから、自分が執着しているがあまりに自分を苦しめているものはさっさと手放して、今この瞬間を大事にして生きるべきだ」という個人的な気づきを得られたのが、この本を読んだ最大の収穫。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発・実用
- 感想投稿日 : 2018年12月8日
- 読了日 : 2018年12月6日
- 本棚登録日 : 2018年12月2日
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