毒舌日本史 (文春文庫 こ 20-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1996年8月6日発売)
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感想 : 7
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ここ数年メンターと私淑している元月刊PLAYBOY編集長の島地勝彦さんの3人の師匠のうちの一人、今東光さん。つまり僕にとっては大師匠にあたる天台宗の僧侶で、中尊寺の貫主、参議院議員も務めた文豪。
この人の手による日本の歴史の読み直しは、何とも目に鱗で刺激的。
蘇我氏に滅ぼされた物部氏は大和朝廷の武力を統括しており、(だから武士を「もののふ」と言うだろう。)蘇我氏がこれを滅ぼせたのは、蝦夷征伐のスキをついたクーデーターだとか。
藤原氏は鎌足でなく、不比等が始祖なのだとか。

小中学校の教科書しか知らない人が読めば、ちょっとオトナになると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・日本
感想投稿日 : 2013年10月15日
読了日 : 2013年10月15日
本棚登録日 : 2013年10月15日

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