ストレートに書くと刺激的な内容も多いので、詳細は差し控えますけど、冒頭、こんなことが書いてます。
「出すだけ出して、あとは知らんぷり。
その後を見知らぬ誰かにお任せしているのは無責任ではないだろうか。
自分の体から出たものをきちんと追いかけて、現実を知り、感謝すべき相手を知り、これからの人生を過ごしていくべきではないか。」
普段生活してると考えることのない私たちの「アレ」は出されたあとにどういった旅をするのかとか、鉄道、富士山のトイレ事情。日本のトイレの歴史や、災害時のトイレ対策など。
印象的だったのは、筆者たちはふとした時に、こんな疑問を抱く。
「タワマンの全ての部屋で一斉に排泄し、水を流したら、低層階ではアレが噴き出しちゃうのでは?」
そういえばどこかで読んだのだけど、ワールドカップのサッカーの中継中に、CMなると水の使う量が一気に増えるそうです。そう、みんなCM中にみんなトイレに行くから。
著者は疑問に思い、大手不動産会社の商品企画室長に直撃。
この室長曰く、「100%噴き出します」と。
そんなストレートに答えるかと思わず唸ってしまった。タワマンの低層に住みたくなくなる人増えるでしょと思いながら、あとの話は本の中で読んでみてくださいな。
汚いものに目をつむり、臭いものにフタをする世の中。すべての人に、まずフタを開けて、アレの世界を覗き込んでみることをぜひオススメする。
読み進めていくと「水」との関わり合い方も考えさせられる良書でした。おトイレで籠って読むとよいですよ。
食事中の方はごめんなさいね、謝ります。水に流してください。
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- 感想投稿日 : 2021年5月16日
- 読了日 : 2021年2月21日
- 本棚登録日 : 2021年2月21日
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