父子凧: はぐれ長屋の用心棒 (双葉文庫 と 12-12)

著者 :
  • 双葉社 (2007年4月1日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 7
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シリーズ第九弾。御納戸同心の俊之介に栄進の話が持ち上がり、俊之介の妻君枝の機嫌も良かったのだが御納戸衆の上司と俊之介が何者かに襲われ上司は切り殺されてしまう。何とか逃げた俊之介だが、追っ手を避けるため、一家で源九郎の住むはぐれ長屋に隠れ住む事になり、君枝は慣れない長屋暮しにふさぎ込むようになる。源九郎は御納戸頭の戸田に呼ばれ、二人を襲った下手人を捕らえて欲しいと秘密裡に命じられる。御納戸頭の賄賂・不正に巻き込まれ倅の命を守るために手練に立ち向かう源九郎だが…。はぐれ長屋の人情に君枝も読者も癒される。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 鳥羽 亮
感想投稿日 : 2013年10月7日
読了日 : 2013年10月6日
本棚登録日 : 2013年10月7日

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