孤独死が増えているという報道がなされている。確かに都会には単身者が多くなり孤独死の人がこれからも増えるだろう。しかし、報道でされているように孤独死は不幸なんだろうか?その疑問から著者は分析していく。そして、結論からいけば人はひとりで死んでいくのが自然だというのだ。村の有縁社会から無縁社会の都会に望んできた人が今の社会を形成している。つまり、人は無縁社会の方を選んだのだ。
そして、無縁社会を生み出しているのがサラリーマンの家庭だという分析には虚を衝かれた思いがした。確かに、サラリーマン家庭はそれどれの自立が尊重され家意識が希薄になっている。それが、孤立を生産しているのだという。僕たちは。結局ひとりで死ぬのだから、孤独死を恐れることなどない。
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カテゴリ:
社会学
- 感想投稿日 : 2019年7月1日
- 読了日 : 2015年4月11日
- 本棚登録日 : 2019年7月1日
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