著者のいつもの軽妙でありながら、どこか批判的な視点も忘れない姿勢はここでもキープされていて、日本語による考察も深まってきている感がある。読んでいて根っからの文学者なのだな、と感じることしきり。それが日本語であろうと、英語であろうと。
残念なのは、本の装丁が重厚になりすぎてしまっているように思えることで、もう少し軽装の方が内容にマッチするのでは?と思う。
しかしビナード氏のエッセイは、これからどう変貌していくのか、既に次の発刊を楽しみにしている。
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- 感想投稿日 : 2011年2月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年2月16日
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