氷川清話 付勝海舟伝 (角川ソフィア文庫)

著者 :
制作 : 勝部真長 
  • KADOKAWA (1972年5月8日発売)
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本棚登録 : 374
感想 : 45
4

勝海舟についての本。

坂本龍馬、西郷隆盛などの明治を切り開く時代が好きなら、勝海舟という人物も知っている人は多いだろう。

坂本龍馬と西郷隆盛を繋げた人物とも言われている海舟だが、その考えは「近代国家」をヨーロッパで実際に観た男のスケールの大きく、軸がしっかりした考えがあった。

この本を読み終えて感心したことの一つは、海舟は本当に知人が多かったということである。自分の人脈を上手く活用し、外国との交渉も他の人よりも信頼を得てやってのけた。

また、江戸城無血開城の裏には、様々な計画が考えられており、江戸の
街に火をつけた時に、如何に人民を逃がすかという案も準備していたことには驚いた。

勝海舟の視点で語られる坂本龍馬や西郷隆盛も、この時代好きには面白く読める本であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伝記
感想投稿日 : 2013年11月21日
読了日 : 2013年11月3日
本棚登録日 : 2013年11月3日

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