勝海舟についての本。
坂本龍馬、西郷隆盛などの明治を切り開く時代が好きなら、勝海舟という人物も知っている人は多いだろう。
坂本龍馬と西郷隆盛を繋げた人物とも言われている海舟だが、その考えは「近代国家」をヨーロッパで実際に観た男のスケールの大きく、軸がしっかりした考えがあった。
この本を読み終えて感心したことの一つは、海舟は本当に知人が多かったということである。自分の人脈を上手く活用し、外国との交渉も他の人よりも信頼を得てやってのけた。
また、江戸城無血開城の裏には、様々な計画が考えられており、江戸の
街に火をつけた時に、如何に人民を逃がすかという案も準備していたことには驚いた。
勝海舟の視点で語られる坂本龍馬や西郷隆盛も、この時代好きには面白く読める本であった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
伝記
- 感想投稿日 : 2013年11月21日
- 読了日 : 2013年11月3日
- 本棚登録日 : 2013年11月3日
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